庶民の食卓

繊細そうで鈍感な少し大雑把なラー油

カニに対する憧れ

昨晩カニを買う夢を見た
なぜか和菓子屋で和菓子とともに売っていた
一杯680円(!?)で、安いね!嬉し〜!!と夢の中の私はワクワクしながら2杯買って帰路についていた

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(想像しながら描いたカニ

 

カニに対して謎に強い憧れがある
それはもう夢にみるほどの
高級な食材で食べたことがないものは多々あれど、スーパーでよく見かけるカニは手が届きそうで手を伸ばしたことがないものなので、手が届きそうな分憧れも増してしまうのだ

 

今までカニと縁のない人生を送ってきてしまった
夫は年末の定番だったらしく、毎年カニの話になる

食べたことがないから期待と憧れだけが膨らんでいく
毎年末カニにチャレンジしようかスーパーに行っては悩み、値札を見てやめるのだ
多分年末の値段になっているからなんでもない時に買った方がまだ安いだろうとかなんとか理由をつけて先送りにしてしまう

 

実際、調理したこともないのでカニがどどん!とまるごとあったとして、困惑すると思う

あの大きさは鍋に入るのか?足をギュッッッと縮こまらせて入れるのか?それとも切る?どこを?かにみそ出ちゃわない?

まあスマホで検索すればきっと分かるのだろうけど…


そして高い食材を美味しく調理したいプレッシャーでドキドキしてしまうと思う
調理法も海水くらいの塩水で茹でれば美味しいのかな?
それともオーブンで焼く?

などと考えてると憧れと期待と畏れが益々膨らんでしまい、それらがいざ食べた時にがっかりしてしまうのでは?くらいの大きさに成長し、家でカニを食べることのハードルが爆上がりしている

 

この期待を裏切らないおいしさってあるのかな?なんだか性格的に期待ほど美味しくなくても美味しいと自分を納得させてしまいそうな自分に気付けないかもしれないという謎の心配をしている


出会わなければそれはそれで幸せなことなのかもしれない
世の中知らない方が幸せということもあるのかもしれないし…とまたカニとの邂逅を果たせずにいるのであった